良質な睡眠は肌を育てる

快眠プラス

今日は睡眠についてです。

 

睡眠は単一の生命現象ではなく、そのため、睡眠のメカニズムも単純なものではない。睡眠の発現や出現の様式は、生体リズムの一つである約24時間の日周期リズム(サーカディアンリズム)や、月経周期に代表される月周期リズム、季節性変動を示す年周期リズムの影響下にもある。

 

睡眠の現象にしても、ノンレム(NREM)睡眠と明瞭な夢みのあるレム(REM)睡眠に大別され、ノンレム睡眠にも高振幅の睡眠徐波が群発する徐波睡眠と紡錘波に代表される睡眠、および覚醒に移行しやすい浅い睡眠が存在する。さらに、ノンレム睡眠時、レム睡眠時においても、種々の生体現象が法則性をもって特有の変動を示す。睡眠は、時系列にそって推移する複雑系に属する生命現象と考えると理解しやすい。

 

睡眠は、心身を効果的に休息させることを目的に進化してきた生命現象であり、健全な睡眠は身体健康の基盤ともなっている。それは、睡眠が身体損傷の修復の働きを持ち、免疫とも密接に関係しているからである。

 

睡眠を7~8時間取っていても、その睡眠が質的に悪化している場合には、睡眠による脳機能の回復の役割が十分に果たされない。睡眠障害や睡眠不足も同等であり、影響を身体や脳に及ぼすことになる。表は、健全な睡眠を保持することによるメリットを、医学系学術論文でこれまでに発表されたエビデンスに基づいてまとめたものである。

健康で幸福な生活や健康長寿を願うためには、年齢相当の適正な睡眠時間と健全で快適な睡眠を確保することが大切であることを示している。

 

L-テアニンは、緑茶の旨みに関与するアミノ酸であり、お茶を飲んでほっとする作用はテアニンによるものである。なお、目が覚める効果は茶葉に含まれるカフェインの作用であり、苦みと殺菌作用や脂肪燃焼用はカテキンの効果である。L-テアニンは、茶葉に最も多く含まれているアミノ酸で上級なお茶ほど多く含まれるグルタミン酸のエチルアミド誘導体で構造も明らかとなっている。

 

睡眠の改善作用を持つ機能性食品の多くは、有効量以上を含有したサプリメントとして服用する必要があり、繰り返し服用することでその効果が明瞭となることが多い。