血圧気にしていますか?体調をととのる

貧血

 

私たちの血圧は、ちょっとしたこと(からだを動かす、寒さを感じるなど)で上昇します。こうした一時的な血圧上昇は、高血圧とはいいません。
高血圧とは、安静状態での血圧が慢性的に正常値よりも高い状態をいいます。

 

高血圧になると血管に常に負担がかかるため、血管の内壁が傷ついたり、柔軟性がなくなって固くなったりして、動脈硬化を起こしやすくなります。

 

高血圧の状態を放置していると、動脈硬化を促進し、脳卒中や心疾患、あるいは慢性腎臓病などの重大な病気につながります。
とりわけ最近の研究から、脳卒中は男女を問わず高血圧の影響が大きいことが明確になっています。

 

血圧が高くても通常、特徴のある症状は現れません。症状が現れないのにもかかわらず、からだの中では知らず知らずのうちに、高血圧の悪影響がじわりじわりと広がっていきます。血圧が高いということは、血管の壁に強い圧力がかかっているということですから、それを治療せずにいると、血管が傷めつけられて動脈硬化が早く進んでしまうのです。言うまでもなく、血管は全身に張り巡らされていて、血管のない部分というのはほとんどありません。ですから高血圧の影響は全身に及びます。

 

動脈硬化の進行を防ぐためには、たんぱく質を過不足なくとること、動物性食品に多く含まれる飽和脂肪酸のとりすぎを防ぐことなどが大切です。また、動物性食品も植物性食品もいろいろとりまぜることで各食品に含まれるビタミン類(カルシウムやマグネシウムなど)のバランスがよくなります。

 

高めの血圧を対策するには、食事や運動、ストレス解消が重要です。

太りすぎないように適正体重を維持すること、適度な運動など生活習慣の改善はもちろん、最大の危険因子とされる塩分の摂り過ぎにご注意を!

食生活を工夫し上手に塩分をコントロールするようにしましょう。