アルギニンは成長ホルモンの分泌に
血管を広げて血液を通り易くするために、重要な役割を果たします。
(血管を広げるために必要な一酸化窒素はアルギニンから作られます)
免疫能を高めることが報告されています。
私たちの体を作るタンパク質は20種のアミノ酸から出来ています。
そのうち9種類は必須アミノ酸といわれ、体内で作り出せないため必ず食べ物から取り入れなくてはなりません。一方、体内で作り出せる11種類は、非必須アミノ酸といわれます。
アルギニンは非必須アミノ酸ですが体内で作り出せる量は少なく、不足した分を食事で補う必要があるため、準必須アミノ酸、条件付きのアミノ酸と呼ばれることもあります。
特に幼児は体内で作り出す量が十分ではないため、食事からアルギニンを摂る必要があります。
アルギニンは成長ホルモンの分泌を促す働きがあります。脳下垂体から分泌される成長ホルモンは病気にかかりにくい体を作ったり、傷の治りをスムーズにしたりする効果が期待されています。
また成長ホルモンには食欲を抑える働きがあると考えられ、食欲抑制剤にもアルギニンが加えられています。さらに脂肪の代謝を促して筋肉を強化する効果も期待でき、引き締まったプロポーション作りの役に立ちます。