透明感


二の腕や背中にできやすいブツブツ、ザラザラが気になって、腕や背中が見えるデザインの洋服が着られない。お肌の露出が多い夏は、人の目が気になってしまう。

こうした鮫肌の悩みを抱えている人は意外と多いものです。


ブツブツしたお肌はかゆみも痛みもないのですが、そのため露出の多い夏をどうにかしのいで、季節が終わればそのままという人もいるでしょう。

 

お肌が気になって、常に触っていたり、爪でかいてしまったりすると、鮫肌はどんどんひどくなります。冬の乾燥する時期は、悪化してかゆくなるケースもあります。

 

ブツブツした鮫肌は、角質層の水分が不足した乾燥肌、お肌の新陳代謝といわれるターンオーバーの異常、過剰な皮脂分泌などが原因と言われています。

 

端的にいうとこのブツブツは古い角質なのです。開いた毛穴に古い角質が角栓となって蓄積して、毛穴からあふれ出た先端がブツブツの状態になって皮膚の表面にあらわれているというわけです。

 

鮫肌を改善するためには、古くなった角質を除去してターンオーバーを正常に戻し、保湿ケアでお肌を柔らかく整えることが重要です。

今回は鮫肌の改善方法を説明していきます。

 

ブツブツの鮫肌の改善策のキーポイントはターンオーバーの正常化です。
お肌の新陳代謝といわれるターンオーバーはお肌が生まれ変わることです。健康的で美しいお肌のターンオーバーの周期は約4週間といわれます。

 

お肌の生まれ変わりであるターンオーバーのサイクルが乱れると、乾燥肌、鮫肌、肌荒れなどさまざまな肌トラブルの原因になります。さらに乾燥肌はシミ、シワなど肌老化の原因になります。

逆にターンオーバーが常に正常に機能していれば、ブツブツもなく、潤い、ハリとツヤのある若々しいお肌をキープできるのです。

 

ターンオーバーの周期の乱れは、鮫肌はもちろん、さまざまな肌トラブルの原因となる乾燥肌をつくります。鮫肌の改善、健康なお肌を持続するためには、必ずターンオーバーを正常に戻すことが不可欠です。

ではターンオーバーとは、どういったものかを説明します。
ヒトの皮膚は外側から表皮、真皮、皮下組織の3つの層から成り立ちます。ターンオーバーは表皮の部分で起こります。

表皮は4つの層からなっています。一番下の基底層で細胞を生成し、徐々に上へ上へと押し上げられていき、表皮の一番外側の角質層にくると古くなった角質が自然とはがれ落ち、新しい皮膚があらわれます。

 

皮膚の厚さや血行などによってターンオーバーのサイクルは異なります。例えばくちびるは約1週間、手や脚は顔の倍ぐらいの日数をかけてお肌が生まれ変わるといわれています。

 

ターンオーバーが正常に機能していると細胞は常に入れ替わり、皮膚は新しく生まれ変わっています。しかし加齢とともにターンオーバーの周期は遅くなり、30歳を過ぎると周期は約40日以上ともいわれています。

 

ターンオーバーの周期が遅くなると、自然とはがれるはずの古い角質がお肌にどんどんたまってしまい、新しい細胞がつくられにくくなります。

その結果、お肌の角質は厚くなりお肌はガサガサ、ザラザラとした鮫肌になります。お肌はゴワつき、ツヤもなくなります。古い角質は色が濃いためお肌はくすみがちになってしまうでしょう。

 

それではまた!