乳酸菌を美容に生かす

乳酸菌革命

 

美容と乳酸菌についてです!

 

私たちが普段、生きた乳酸菌を手軽にとれる食品に、はっ酵乳があります。
厚生労働省の乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(乳等省令)によって成分規格が定められ、無脂乳固形分(牛乳の全乳固形分から脂肪分を差引いた残りの成分)8.0%以上、乳酸菌数1000万以上/mlと定められています。

一般的な利用形態であるはっ酵乳には、腸内でビタミンB群などを作ったり、カルシウムの利用効率を高めたりする作用があることがわかっています。

 

乳酸菌とは、特定の細菌の名前ではなく、生育に必要なエネルギーを得るために糖を分解して大量の乳酸を作り出す細菌の総称です。その大きさは1マイクロメートル(1mmの千分の一)程度です。乳酸菌を世界で初めて本格的に調べたのは、発酵微生物学の始祖、フランス人のパスツールです。

 

1857年に酸っぱくなった乳の中に微生物が存在することを発見しました。乳酸菌は広く自然界に存在し、ヒトや動物の腸内でも生息しています。乳酸菌は、ヨーグルトに限らず、チーズ、漬物、みそ、しょうゆなど伝統的な発酵食品の製造に大切な役割を果たしています。

 


ビフィズス菌はビフィドバクテリウム属の最近の名称です。状況によって形を変え、VやY字のような形になるため、「枝分かれ」を意味するラテン語(ビフィド;bifid)の名が付きました。ビフィズス菌は乳酸も作りますが、大量の酢酸をつくることや酸素に弱いことなど性質が異なることから乳酸菌の仲間には含まれません。ビフィズス菌もヒトや動物の腸内に存在し腸内環境を良好に保つ働きがあります。

 

「腸を持たない生物はない」「生命の発生は腸から」と言われるほど、腸は生き物にとって大切な器官です。乳酸菌は腸の環境を整える上で、重要な役割を果たします。

人間の腸内にはおよそ1000種類、約100兆個もの細菌が住んでいると言われています。

 

その細菌が、花畑(フローラ)のように群がっているため

「腸内フローラ」と呼んでいます。

腸内細菌は、乳酸菌やビフィズス菌に代表される、身体にとっていいはたらきをする有用菌と、

 

悪影響を及ぼす有害菌、どちらにも区別できない中間的な菌に分けられます。
私たちが健康でいられるのは

 

有用菌が菌の活動を抑えて、腸内フローラが一定のバランスを維持しているからと考えられています。乳酸菌を摂ることで、有用菌が腸内環境を整えてくれるのです。

乳酸菌を美容には欠かせないですね!