洗顔方法の知識

そもそも毛穴は、“くぼみ”であるため何も詰まっていない状態でも、影によって黒っぽく見えます。

また、毛穴からはえている産毛が目立つと毛穴が黒っぽく見える場合もあります。毛穴は肌の潤いを生み出す皮脂腺の出口でもあるので、どんなに頑張ってケアしても、毛穴自体が消えてなくなることはないことを心得えておきましょう。

 

 

毛穴の黒ずみがブツブツ目立つのはなぜ?

毛穴の黒ずみとは、主にクレンジングや洗顔不足、過剰な皮脂が原因で起こる肌トラブルのことをいいます。毛穴に詰まった角栓が、肌の上で汚れと混ざって空気に触れると過酸化脂質が発生し、肌の酸化(肌のサビ)が起こります。結果、ブツブツと黒く目立った「黒ずみ毛穴」になるのです。

毛穴の黒ずみの元になるのが「角栓」で、そもそも「角栓」とは、肌の新陳代謝(ターンオーバー)が乱れて古い角質が肌に残り、それが毛穴に詰まってできたタンパク質(角質)だといわれています。「古い角質」とは、体でいえばアカ、頭皮だとフケみたいなもので、通常は自然に剥がれ落ちます。

 

ところが、肌の状態が不安定であったり、乾燥していたりすると、新陳代謝が乱れて角質は肌表面に留まり、角栓となって毛穴に詰まってしまうのです。

さらに、この角栓が余分な皮脂やホコリ、落としきれずに残ったメイクなどと混ざり合い、「汚れ」となって空気に触れると酸化が起ります

 

。肌の酸化は、黒ずみやくすみの原因に。また、角栓が詰まっていない場合でも、余分な皮脂が毛穴の周りで酸化して色素沈着が起こると、シミのようなくすんだ肌状態になることもあります。

 

 

 

●毎日2回洗顔しているのに毛穴が目立つのはなぜ?

もしかしたら洗顔方法や洗顔料の選択が間違っているのかもしれません。洗い残しや肌への刺激となるゴシゴシ洗いは肌トラブルのもとです。

さらに、皮脂が出やすいからと洗顔をしすぎると、皮脂が多いのに部分的に乾燥するオイリードライ肌に傾きやすいので気をつけましょう。また、毛穴の大きさ自体は生まれつきなので、小さくなることはありません。毛穴の詰まりやざらつきをケアして毛穴の目立たない肌を目指しましょう。

 

 

 

●小鼻の周りや頰のざらつきの原因は?

小鼻の周りや頰のあたりのざらつき感がある場合、原因は毛穴の詰まりかもしれません。まずは洗顔方法や洗顔料を見直してみましょう。

また、肌の新陳代謝が乱れ角質層に潤いが足りず、角層がめくれあがって敏感に傾いていることもあるので、必要以上に肌を刺激することは厳禁です。

 

顔の中でも皮脂の分泌が活発で毛穴が詰まりやすいのがTゾーンで、特に鼻は凹凸があるため余分な皮脂が溜まりやすく、かつ洗顔がしづらい部位です。きちんと洗顔しているつもりでも、洗い残しやすすぎ不足になりやすいのです。

 

 

また次回にお伝えします!