筋トレが美容IQに?

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HMBとは、β-ヒドロキシ-β-メチル酪酸(beta-hydroxy-beta-methylbutyrate)のこと。BCAAの1つ、筋肉タンパク質合成に有効なアミノ酸、ロイシンの代謝産物です。ロイシンの約5%がHMBに変換されると報告されています。

 

筋肉は、mTORと呼ばれるシグナル伝達経路に働きかけることによって合成されます。

筋肉には、有酸素運動に使われる「遅筋」と、無酸素運動に使われる「速筋」とがありますが、筋肉量を増やすのには、瞬発的な負荷をかけるトレーニングの時に使われる「速筋」が重要だとされています。

筋トレをすると、速筋はグリコーゲンという貯蓄型の糖を燃焼させてエネルギー源とします。その時に発生する乳酸が蓄積すると、筋肉を傷つけ疲労を感じるようになります。すると、mTORが破損した筋肉を修復しようとして反応し、筋タンパク質の合成が促進されます。こうして新たな筋肉が作られるのです。

 

 

ロテインとは、英語で「タンパク質」を意味していますが、語源となっているのはギリシャ語の「一番大切なもの」。その言葉通り、タンパク質は糖質・脂質と並ぶ3大栄養素のうちのひとつで、生命維持や身体活動のエネルギー源となるだけでなく、筋肉・肌・髪を作り出す材料にもなる重要な成分です。

 

60歳前後でも筋トレを行ったところ、10週間で平均7~8%もの筋量の増加が確認されたそうです。年を取ってからでも筋トレをする事で筋肉量は増えるといえるでしょう。

 

 

日々、疲労が蓄積される人間の体や脳を休めるためにも、睡眠は必要不可欠。日中に筋トレを行い、体と脳に程良く疲労感を与えておくことで、夜はスムーズに深い眠りにつくことができるようになるでしょう。こうして、睡眠の質を上げることで免疫力も向上するため、体調不良に陥りにくい体を作ることにもつながります。

 

何気なく自分の体を見ているだけでは、筋トレを続けていても変化を自覚することが難しいもの。筋トレによる変化や目的の達成率を実感してモチベーションを上げるためにも、定期的に体脂肪率や筋肉量を測るなど、客観的に自分の体をモニタリングしましょう。