腸内フローラを美しく

藍の青汁

 

 

食物繊維が多い食材というと、ごぼうやさつまいもなどが思い出されるかもしれません。しかし、実際には100gあたりの食物繊維量で比較すると、もち麦が圧倒的に多く、次に押麦などのうるち性の大麦が続き、ごぼうやさつまいもなどの野菜よりも大麦の方が多くの食物繊維を含んでいるのです。さらに、食物繊維には便のカサを増して腸のぜん動運動を活発にする不溶性と、腸内細菌のエサとなって腸内環境を整えて腸の動きをよくする水溶性の2種類があり、大麦には不溶性と水溶性の食物繊維がバランス良く含まれているのです。

 

日本人の食物繊維不足、いったいどの程度、足りないのでしょうか? 1日に摂取したい食物繊維の目標量は、男性(18~69歳)で20g以上、女性(同)で18g以上です。

 

一方、食物繊維の1日の平均摂取量を見てみると、男性(20歳以上)15.2g、女性(同)14.8gとなっています。つまり、3~5gほどの食物繊維が不足していることになるのです。

 

食後30分の血糖値は、果糖と食物繊維が多いほど上昇しにくく、砂糖(ショ糖)が多いほど上昇しやすいことがわかっています。具体的には、糖のバランスで果糖の多いキウイが食後血糖を抑えており、オレンジ、パイナップル、みかん、バナナなどに比べて、食物繊維の量も多く含まれているという特長があることから、果物の中でもキウイが、食後の血糖値上昇を抑制する比率が高いことがわかりました。

 

腸内フローラを美しく維持して、食餅繊維は美の味方です。暑さを乗り越えましょう!